部位別がん死亡数で最多の肺がん 92%の患者が「複数の治療法の説明」を望むも、実際に説明されたのは56%にとどまる 抗がん剤治療を受ける前に最も知りたかったこと 患者の8割以上「抗がん剤の効果」 ~肺がん患者の薬物治療選択意識・実態調査~

2016年12月22日 [木]

現在抗がん剤(分子標的薬含む)による治療中、もしくは過去に治療を行ったことがある肺がん患者を対象に、肺がん治療における患者の薬物治療選択の意識と実態について調査を行った。

肺がんは、2014年の日本国内における、部位別がん死亡数が最も多いがん(※)であるが、近年、新たな作用機序を有する治療薬が複数登場したことを背景に、その治療環境は飛躍的に進歩している。その一方、患者側は治療選択肢が増えていることを十分理解したうえで、治療に望めているかどうか懸念する声も挙がっている。今回の調査から、92%の患者が「複数の治療法について説明を受けた上で」治療を受けたかったと回答するも、実際に「複数の治療法について説明を受けてから治療を開始した」のは56%と情報提供に大きなギャップがあることが分かった。また、抗がん剤治療を受ける前に知りたかった内容は、「効果」を最も知りたいとの回答が81%を占めた。さらに、抗がん剤治療を選ぶ際の効果と副作用のバランスについては、「効果が1番高い治療方法であれば、副作用があったとしても治療を受けたい」が45%で最多だった。

また、今回の調査では、医療従事者以外の情報源についても聞いた。情報源について、4割の患者が「病院やがんセンターなどのホームページ」を挙げた。以下、「オンライン上のQ&Aサイト」(28%)、「テレビ、ラジオ、新聞などマスメディア」(27%)、一般向けの書籍や雑誌(25%)、「家族、親せき、友人」(24%)と続いた。一方で、「製薬企業のホームページ」(14%)、「患者会や患者会のホームページ」(9%)、「がん相談支援センター」(3%)は低い結果となった。

詳細な調査結果は、http://www.qlife.co.jp/news/161222qlife_research.pdfからダウンロード可能。

※国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」http://ganjoho.jp/reg_stat/index.html

【調査結果概要】

92%の患者が「複数の治療法について説明を受けた上で」治療を受けたかった、と回答。
しかし、実際に「複数の治療法について説明を受けてから治療を開始した」のは56%。

「複数の治療法について説明を受けた上で、主治医との相談の上で決める」が58.0%。「複数~主治医が1つを推奨する」 (25.0%) 、「複数~自分で決める」 (6.0%)と合わせると、92.0%が複数の薬剤について説明を受けたいと望んでいた。しかし、実際に治療選択した際には、複数の治療法を説明されていたのは56%にとどまった。

「効果」「副作用」「入院の有無」「治療期間」「費用」のうち、治療を受ける前に最も知りたかった内容に、8割以上の患者が「効果」と回答。

「効果」「副作用」「入院の有無」「治療期間」「費用」のうち、抗がん剤治療を受ける前に知りたかった内容を聞いたところ、「効果」を最も知りたいとの回答が81.0%を占めた。以下「入院の有無」(8.0%) 、「副作用」(7.0%)と続いた。

▼調査主体
株式会社QLife(キューライフ)

▼実施概要
(1) 調査対象: 抗がん剤(分子標的薬含む)治療を行ったことがある肺がん患者
(2) 有効回収数:患者100人
(3) 調査方法: インターネット調査
(4) 調査時期: 2016/12/9~2016/12/12

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