家族にがん経験ない人でも自身のがん罹患確率は、生涯「40%」、5年内「19%」と予想 ~「がん患者の悩み」実態調査の第三弾報告書より~

2010年9月17日 [金]

QLifeは、『がんの悩み「患者末人/患者家族/近親経験者/未経験者」比較調査』の結果の第二弾【“患者家族編”】を発表した。インターネット上でアンケートを行い、全国から8,218人から有効回答を得たうち、近親経験者(ごく身近な友人知人に「がん患者」がいる、もしくはいた経験がある人)は2,327人、未経験者(自身でも周囲にも、「がん患者」になった経験が一切ない人)には2,301人が該当した。

調査は主に、「がん患者の悩みと相談状況を、どう想像するか」「自身や家族が、がんになる確率をどう予想するか」の2テーマで行われた。

その結果によると、患者が悩む状態を「家族」はおおむね把握していたが(別報告書)、「近親経験者」と「未経験者」の想像は、いずれも「患者」の1.5倍くらい内容が多岐にふくらんだ。すなわち、悩みの想像力においては「家族か否か」で一線が引かれることがわかった。

一方、自身が生涯のうちがんにかかる確率の予想平均値は「40%」であった。最近、「2人に1人はがんにかかる」と言われることが多くなっているためだろうか、「50%」と考える人が突出して多い。ただし50%を超える確率で積極的覚悟をする人は、「近親経験者」で2割、「未経験者」で1割と少ない。年代が高いほど、むしろ予想確率が下がる(楽観的になる)。「近親経験者」で2割、「未経験者」で1割の人が、がん相当の病気にかかった時を想定して誰かに相談をした経験を持っていた。

★詳細は、QLifeSQUAREのこちらの記事より

「家族にがん経験ない人」層の心の備え

★詳細なレポートのPDFファイルは以下より

がんの悩み「患者本人/患者家族/近親経験者/未経験者」比較調査~“近親経験者/未経験者編”~

詳しくはこちら[PDF]

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