QLifeは、医療機関の院長200人にアンケートを行い、収益性と経営方針との関係を探った。その結果、以下がわかった。

患者満足度志向が「強い」医院は7割が儲かるが、「弱い」医院は9割が収益不調。
患者のわがままやモンスターぶりにスタッフは疲弊し、「患者満足度赤字」もあり得ると言われるが、結果は満足度志向に軍配。

「広告を一切しない」「患者を集めようと意識しない」医院が、4割にのぼる。
物販・飲食業の常識とは違う特徴が浮き彫りに。

「熱心に広告する」医院の7割が、収益「好調」。しかし「広告を一切しない」医院の方が、「少し広告する」医院よりも、儲かっている。
中途半端な広告取り組みなら、一切やらない方がマシ、という結果。

「昨今の患者の意識変化」をポジティブに捉える院長は、8割が儲かっている。
逆に「どちらでもない」「悪いこと」と積極的でない院長は、6割が「不調」に苦しんでいる。市場の変化をポジティブ発想で捉える方が、経営も上手くいく。

「昨今の患者の意識変化」として、ポジ視点の院長は「質問増」「情報収集」「医師選び」を挙げる。
逆に、ネガ視点の院長は「受診控え」「コスト意識」「身勝手」「権利・自己主張」「サービス要求増」を挙げる。院長が「最近の患者」を何と評するかで、医院の経営状態が、ある程度推測できそうだ。

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★レポートのPDFファイルは以下より

「医院の収益性と経営方針との関係」調査

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院長200人調査で見えた、収益「好・不調」の分かれ道（医療者専用サイト＝「院長.JP」内）