患者中心の医薬品開発を強化する「Patient Centricity推進センター」発足のお知らせ

2021年12月22日 [水]

CRO事業を手がける株式会社メディサイエンスプラニング(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:浦江 明憲、以下MPI)と総合医療メディア及びペイシェントリクルートメント事業を運営する株式会社QLife(本社:東京都港区、代表取締役:有瀬 和徳、以下、QLife)は、国内における患者中心の医薬品開発のより強力な推進を目的とし、「Patient Centricity推進センター」を立ち上げました。

MPIはCROとして薬事コンサルティングから、モニタリング、DM統計解析、市販後調査関連業務、医療画像解析にいたるまで、お客様にONE STOPサービスを提供し続けているリーディングカンパニーです。また、国際共同試験数国内トップクラス、多くのプリファード契約実績、第IからⅣ相までONE STOPサービス、さらにはエムスリーグループならではの高付加価値サービス(治験君、治験君プラスや割付君等)を提供するCROです。

QLifeはがんや遺伝性疾患を始めとする領域特化型メディアを運営するほか、治験ボランティア会員を有し、様々な疾患領域を対象としたペイシェントリクルートメント事業を展開しています。

近年、日欧米において「患者中心の医薬品開発(ペイシェント・セントリシティ)」という考え方が普及し、患者さん、製薬企業ならびに各ステークホルダーにより、医薬品開発に患者さんの声を生かす機運が高まっています。以前から外資を中心にペイシェント・セントリシティの理念は実践されてきていますが、個別化医療の進展などを背景にその頻度や範囲が拡大しています。患者さん自身の経験が医薬品開発に活かされることで、より参加しやすいプロトコールが策定されるなど、医薬品開発において新たな視点や価値が生み出されることが期待されています。

一方で、これまで医薬品開発において、多くの製薬企業ならびに各ステークホルダーは、患者さんの声を入手する場合、医療関係者を介す必要がありました。また、患者さんの情報を入手しても、それを効果的に活用する環境が整っていませんでした。そのため、特に欧米と比して日本では患者中心の医薬品開発が遅れており、これが現状の課題となっています。

このような背景を踏まえ、エムスリーグループのQLifeに新設した「Patient Centricity推進センター」は、日本最大級の領域特化型メディアの購読者並びにQLife治験ボランティア会員のデータベースを活用し、アンメット・メディカル・ニーズの発見やプロトコール策定の際のインサイト獲得を推進して参ります。

MPIは同センターと共同し、得られた知見および最適なデジタルサービスを包括的に活用し、特にアンメット・メディカル・ニーズの高いオンコロジー領域、希少疾患領域の医薬品開発に対し、患者さんの声を活かすことで、医薬品開発に携わる方々へのニーズに応えて参ります。

尚、新規案件のお問い合わせは、MPI営業担当(Business Development)、もしくはQLifeペイシェントリクルートメント事業開発室営業担当までお問合せ下さい。

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