コロナ禍における「ディスタンス(距離)」に関するアンケート実施

2020年9月17日 [木]

健康・医療分野の広告メディア事業ならびにマーケティング事業を行う株式会社QLife(キューライフ/本社:東京都港区、代表取締役:有瀬和徳)は、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)流行下における、さまざまな「ディスタンス(距離)」に関して、QLife会員を対象にアンケートを実施した。

調査結果の概要は以下の通り。

調査結果の概要

調査概要

実施責任者:株式会社 QLife
目的:コロナ禍における身体的、精神的「ディスタンス」の実態と、それによるストレス度合いの把握
調査実施日:2020 年9 月7 日~9 月9日
調査方法:Webアンケート調査(全12 問、回答者属性を除く)

結果概要

有効回答数:300

回答者の属性

性別:男性178 人(59%)、女性122 人(41%)
居住地:全国(多い順に、東京都45 人、北海道23 人、大阪府21 人、千葉県19 人、神奈川18 人)
年代:50 代(97 人)、60 代(67 人)、40 代(59 人)中心に10~80 代以上
職業:公務員/会社員(112 人)、無職(75 人)、専業主婦(主夫)(38 人)の順に多かった

「ソーシャル・ディスタンス」という新語の意味をほとんどが理解し、保つ努力をしている

Q:コロナ禍で「ソーシャル・ディスタンス」という言葉が使用されるようになりました。どういうことを意味するか、あなたは理解できていますか?(単一回答)

新型コロナ大流行に伴う緊急事態宣言以降、頻繁に報道されるようになった言葉の1つが「ソーシャル・ディスタンス」である。人から人への感染拡大防止のために距離をとり密集度を下げること、の意味合いで使われる。約半年が経過し、この言葉の意味を理解できているかを上記のように尋ねた。回答は、「はい」が97%(290人)で、ほとんどの回答者が「理解できている」と自覚していることがわかった。

Q:コロナ禍ではさまざまな場面で「ディスタンス(距離)」を保つことが推奨されています。あなたは、ディスタンスを保つ努力をしていますか?(単一回答)

ディスタンスを保つ努力をしているかを尋ねたところ、ほとんどの回答者が「はい」(95%・284人)を選んだ。

友人、高齢者とは「会うのを控える」と半数以上が回答

Q:【知人・友人との距離】コロナ禍での知人・友人との面会について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

人との距離として、会う頻度やその方法について尋ねた。対友人・知人については、「会うことを控える」が最も多く78%(233人)であった。また、コロナ禍でビデオ通話を通じた対面がさまざまなシーンで普及し始めているが、「オンラインでときどき顔を見ながら話す」を選んだのは8%(25人)であった。

Q:【高齢者との距離】コロナ禍での同居してない高齢者との面会について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

対高齢者の場合も同様に尋ねたところ、知人・友人の結果と同じく「会うことを控えている」が62%(185人)と最も多かったが、対知人・友人よりも「電話で頻繁に話す」(15%・44人)を選んだ人が多かった。

「帰省はやめた」と約半数、「帰ってきてほしくない」と言われたケースも

Q:【離れて暮らす家族との距離】コロナ禍での帰省について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

離れて暮らす家族の元への帰省について尋ねた結果、全体の39%(117人)が「感染リスクを考え帰省をやめた」を選んだ。「予定通り帰省した」は6%(17人)に留まった。

買い物は「混雑を避け」、レジャーは「行かない」

Q:【買い物時の距離】コロナ禍でのスーパーなどでの買い物について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

続いて、身近な行動におけるディスタンスについて尋ねた。買い物においては、「混雑時間を避ける」が69%(208 人)と最も多かった。スーパーマーケット各社でインターネット注文による配達サービスも行われているが、「主にオンライン注文・宅配を利用し実店舗には行かない」を選んだのは9%(27 人)に留まった。

Q:【レジャーとの距離】コロナ禍でのレジャーや観光の頻度について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

レジャーについて尋ねたところ、「まったく出かけていない」が68%(203人)で、30代から70代いずれの年代においても一番多かった。

病院に行く機会、男性は「流行前と変わらない」が多く、女性は「流行前より減った」

Q:【病院との距離】コロナ禍での診療目的で病院に行く頻度について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

コロナ禍で来院者が減少していることを踏まえ、実際に病院に行く頻度について尋ねた。全体では「流行前と変わらない」が39%(118人)で最多だったが、性別では順位は異なった。男性は「流行前と変わらない」が84人(男性全体の約47%)、女性は「流行前より減った」が54人(女性全体の約44%)という結果だった。「オンライン診療」の導入も進みつつあるが、「オンライン診療を利用し、行くことは減った」を選んだのはわずか1%(4人)であった。

Q:【情報との距離】新型コロナ関連のニュースや情報との接触頻度について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

新型コロナに関するニュースとの接触頻度は、「決まった時間に確認する」が56%(169人)で最多だった。

心の距離感、「流行前と変わらない」が多い

Q:【家庭内で心の距離】コロナ禍での家族との「心の距離」について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

対家族、対職場それぞれにおける、心の距離について尋ねた。家族との心の距離について、「これまでと変わらない」が最多で 72%(216 人)だった。

Q:【職場で心の距離】コロナ禍での職場や仕事関係の人々との「心の距離」について、当てはまるものを選んでください(複数回答)

職場の人々との距離についても、「これまでと変わらない」が最多で 45%(135 人)。また、「コミュニケーション不足になり、相手の考えがなかなか理解できない」を選んだ 33 人のうち、50 代男性が 12 人で約 3 割を占めた。

レジャー、友人と会う、買い物の制限をストレスと感じている人が多い

Q:コロナ禍の「ディスタンス」で、あなたがストレスに感じるものとして、当てはまるものを選んでください(複数回答)

最後に、これまでに尋ねた「距離」の中で、ストレスに感じるものは何かを尋ねた。全体では「レジャーとの距離」(31%・93 人)「知人・友人との距離」(30%・91 人)「買い物時の距離」(29%・88 人)が多いとわかったが、性別によって順位は異なった。男性では「レジャーとの距離」(53 人)が最多だった一方、女性では「知人・友人との距離」(47 人)が多くなった。また、男性では、「全てストレスと感じていない」(32人)を選んだ人も多かった。

男性 女性
1位 レジャーとの距離(53 人) 知人・友人との距離(47 人)
2位 買い物時の距離(46 人) 買い物時の距離(42 人)
3位 知人・友人との距離(44 人) レジャーとの距離(40 人)
4位 離れて暮らす家族との距離(38 人) 離れて暮らす家族との距離(35 人)
5位 全てストレスと感じていない(32 人) 高齢者との距離(27 人)

【会社概要】
会社名:株式会社 QLife(キューライフ)
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-3-9 住友新虎ノ門ビル7階
代表者:代表取締役 有瀬和徳 設立日:2006 年(平成 18 年)11 月 17 日
事業内容:健康・医療分野の広告メディア事業ならびにマーケティング事業
URL:http://www.qlife.co.jp
お問い合わせ先:株式会社 QLife TEL:03-6860-5020/E-mail:info@qlife.co.jp

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