医師が後発医薬品の処方選択で重要視するのは「品質」と「安定供給体制」。重要視する評価項目を充たすメーカーは、全項目でファイザーが最も高い評価を獲得~後発医薬品の処方選択で重要視する項目についての医師アンケート~

2012年6月18日 [月]

QLifeは、全国の医師を対象に『後発医薬品の処方選択に重要視すること』に関するアンケートを実施。802人から回答を得た。

■調査結果概要

1) 約30%の医師が一般名処方を中心に行っており、『後発医薬品不可』は約15%にとどまる
後発医薬品を含む処方方針について、約半数が「先発名で処方しているが、後発医薬品の処方は禁止していない」と回答。また、約3割の医師が一般名処方を行っており、後発医薬品の処方に対し、抵抗はそれほどないことがうかがえる。
2) 後発医薬品の処方選択で「製剤そのものの評価」以外で重要視するのは、『品質に信頼が置くことが
  できる』『有害事象を適切に報告し、発生時も迅速に対応できる体制がある』など
製剤そのものの評価以外で、後発医薬品提供メーカーで重要視する点について、約半数の医師が「品質に信頼が置くことができる」「有害事象を適切に報告し、発生時も迅速に対応できる体制がある」「医療安全に対して積極的に取り組んでいる」に対し「非常にそう思う」と回答したほか、7割を超える医師が「製品を安定して供給できる体制が整っている」に対し「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した。後発医薬品提供メーカーにおいても、新薬メーカーと同等の体制が求められることが分かった。
3) 「ファイザー」が後発医薬品提供メーカーの中で医師が重要視する点を最も満たしている、と評価
重要視する点において「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した医師に、その項目にあてはまるメーカーを聞いたところ、「ファイザー」が全項目において、最も高い評価を獲得。全項目平均でも55.0%と他社を大きく離しての高評価となった。これまでの新薬における情報提供体制などの信頼感に加え、後発医薬品事業においても、新薬とほぼ同じ体制を表明していることから、医師からの信頼が厚いことがうかがえる。次いで評価されたメーカーは、「第一三共エスファ(全項目平均10.8%)」、「沢井製薬(全項目平均6.5%)」となっている。

■実施概要

(1) 調査対象:全国の医師
(2) 有効回収数:802 人
(3) 調査方法:インターネット調査
(4) 調査時期: 2012/6/1~2012/6/6

■調査結果詳細

【Q1】 後発医薬品に関する普段の処方方針について

【Q2】 後発医薬品の処方選択において「製剤そのものの評価」のほかに重要と思う項目について

【Q3】 重要視する項目において、それを最も満たしていると考える製薬メーカーについて
    (Q2において各項目で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した医師のみ」)

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