2010年8月25日 [水]
QLifeは、『献血と血液製剤に関する生活者の認識・意識実態調査』の結果を発表した。インターネット上でアンケートを行い、QLife会員など全国の生活者7,803人から有効回答を得た。
それによると、20代は献血経験率が他年代に比べ大幅に低く、最近よく言われる「若者の献血離れ」を裏付けた。また家族が血液製剤を使った治療の恩恵を受けた経験がある人でも、特に献血に積極的になるわけではないことが示唆された。一方、血液製剤に関して、輸入品を使うことには強い拒否反応が見られた。
この結果について、虎の門病院輸血部長の牧野茂義先生は、次のようにコメントした。
「献血と血液製剤の使用について、これだけ大規模な調査は珍しい。昨今は自分の血液を使う“自己血輸血”も盛んになっているものの、献血由来の輸血用血液製剤なしでは今日の医療は成り立たない。献血には自分の健康状態を知るメリットもある。国産の血液製剤(血漿分画製剤)を望む声が強いが、それならば、ぜひ積極的に献血に参加をして欲しい。」
★詳細は、QLifeSQUAREのこちらの記事より
自身や家族がいつ頼るかもしれない「輸血」、その原料は「献血」のみ
★詳細なレポートのPDFファイルは以下より