QLife『抗がん剤の副作用とその軽減方法』に関する大規模患者調査の結果を発表

2013年3月29日 [金]

抗がん剤を使用した患者の約9割が「倦怠感・疲れ」「食欲不振」「吐気・嘔吐」等の副作用を経験
しかし、その副作用を軽減するための薬を処方されたのは54%にとどまる

QLifeは、独立行政法人国立がん研究センター研究所 がん患者病態生理研究分野 分野長 上園 保仁先生監修のもと、がんと診断された患者さんを対象にインターネットで、『抗がん剤の副作用とその軽減方法』に関する調査を実施。2249人から回答を得た。
抗がん剤の副作用を経験した患者さんのうち、その92.3%が「日常生活で何らかの影響があった」と回答したが、抗がん剤の副作用を軽減するための薬を処方されていたのは54.0%にすぎず、特に「倦怠感・疲れ」や「食欲不振」は、辛いと感じる患者さんが多いにもかかわらず半数にも満たない。また、抗がん剤の効果には期待しつつ、副作用の軽減を求める人が66.1%にもおよんでいる。抗がん剤の副作用に対する患者意識は高く、緩和ケアのより一層の浸透がのぞまれる。

【調査主体】

株式会社QLife(キューライフ)

【実施概要】

(1) 調査対象:医療機関によって「がん」と診断され、かつ医療機関受診経験のある患者
(2) 有効回収数:2249人
(3) 調査方法:インターネット調査
(4) 調査時期: 2013/2/22~2013/3/3

【調査結果概要】

1) 約9割の抗がん剤治療経験者が副作用を経験。日常生活への影響も大きい
抗がん剤治療経験者の88.1%が、平均3.5つの副作用を経験している。そのうち、31.5%の患者が「吐気・嘔吐」を最も辛い副作用と回答。92.3%が副作用による「日常生活に何らかの影響」を感じており、「これまでに経験した一番の辛さ/悩み」と回答した患者も16.5%にのぼっている。
2) 約3人に1人が「副作用の辛さ」を理由に医師に相談を行っている。
  その他の相談相手としては看護師やホームページ参照など
抗がん剤治療経験者の36.9%が副作用の辛さを理由に抗がん剤の使用を止めたいと考えたことがあると回答。
そのほとんどが、主治医に対して副作用軽減の相談を行っている。また、主治医以外の相談対象として、看護師ならびに、病気に関する情報が掲載されたホームページを調べている。
3) 約半数が副作用軽減を目的に薬を処方されている
54.0%が副作用軽減のために薬を処方されている答。最も辛い症状別では、「手足のしびれ」「痛み」「吐気・嘔吐」といった症状で多く、逆に「倦怠感・疲れ」や「食欲不振」では、辛いと感じる患者が多いながらも、処方に至っている例は半数に満たない。
4) 副作用軽減のための薬を処方された患者の半数以上が軽減を実感。
  漢方薬についても西洋薬と同等の効果を実感している
抗がん剤の副作用軽減における漢方薬の効果実感について、漢方薬を服用した結果、その61.2%が副作用が軽減されたと回答。漢方薬と西洋薬の作用比較でもほぼ同じ割合の回答となっている。
5) 抗がん剤に期待することは「更なる副作用が無いこと」「すぐに効くこと」
抗がん剤に期待することは「更なる副作用が無いこと」「すぐに効くこと」がそれぞれ過半数に。また、約半数の患者が効果の継続とともに、日常生活に影響の出ない範囲で副作用の軽減をしてほしいと回答。

▼詳細はQLife漢方サイト内にて掲載しています。

http://www.qlife-kampo.jp/news/story3348.html

▼調査レポートの詳細は、以下よりダウンロードしてください。

抗がん剤の副作用とその軽減方法に関する大規模患者調査 結果報告書

詳しくはこちら[PDF]

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