インフォームド・コンセント用iPadアプリに 東京女子医大の医師20人が制作協力したスライドが一挙500点登場 ~全国の医療現場での、より良いインフォームド・コンセントを支援~

2011年9月27日 [火]

QLifeは、東京女子医科大学に所属する医師20人の協力を得て作成したインフォームド・コンセント※1用のスライド500枚を、iPadアプリ用のライブラリに搭載した。

同社のiPadアプリ『描いて消せる患者さんへの説明ボード』は、3.9万ダウンロード※2を誇り、医療従事者であれば誰でも無料で使用可能。既に630余のスライドを搭載していたため、今回の追加搭載で1100枚を超える。約80の動画も含まれる。

東京女子医科大学病院 副院長、麻酔科主任教授の尾崎眞氏は、「インフォームド・コンセント時の説明内容は、患者さんごとに異なる。予め整理された要点・イラスト・動画を、患者さんにあわせて素早く適宜選択できる点が、この仕組みの良さである。また、絵を描く負担や説明要素漏れリスクを軽減するメリットもある。」とコメントしている。

このたび東京女子医科大学の医師が制作協力したスライド群は、「インフルエンザ・ワクチン接種」の説明など広く一般の内科開業医が使えるものから、「大動脈ステント治療」など専門医が術前説明に使うものまで、多岐にわたる。 スライド制作に協力をした医師は、日頃からインフォームド・コンセントを重視し当該アプリの趣旨に賛同した20人。既に臨床現場にて、自らが制作したスライドを使っている。

『描いて消せる患者さんへの説明ボード』アプリは、ホワイトボードのように真っ白な画面に描けるだけでなく、「医学スライド」「動画」上に何度でも繰り返し描けることが特長。患者別に部位・症状・治療内容・説明レベルなどが異なる実際の医療現場でも使いやすい。患者側にも分かりやすく、インフォームド・コンセント(情報を得たうえでの納得)が実現して治療意欲が向上する。

医学スライド・動画を追加したい場合は、インターネットで「ライブラリ」(http://qlifebooks.com/)に接続すれば、全てのスライド・動画群を一切無料で自由にダウンロードできる。いったんダウンロードすれば以降はオフラインでも使用可能。コンテンツは広く全国から募集し、「優良資源の共有&内容フィードバック」のプラットフォーム化を目指す。医師以外が作成したスライドも内容次第では搭載する予定で、既に武田薬品工業など複数の製薬会社のスライドがダウンロード可能となっている。

※1:治療などを行う前に、医療者が患者や家族に説明し納得を得ること
※2:8月末日現在の累計、医師向けiPad専用アプリとしては最大級

★アプリのダウンロード

スライドを搭載している「ライブラリ」
http://qlifebooks.com/
※ご注意:いまのところスライド群は、専用のiPadアプリ『描いて消せる患者さんへの説明ボード』以外では使えません。

「ライブラリ」を使えるiPadアプリ
http://itunes.apple.com/jp/app/id394861113?mt=8

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