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山内善行(やまうち・よしゆき)
株式会社QLife代表取締役
株式会社カレン顧問
1965年生まれ、東京大学工学部都市工学科卒。ボストンの都市計画・商業施設開発コンサル会社を経て、1994年に株式会社カレンを設立、代表取締役に就任。2006年にカレン会長に就任、株式会社QLifeを設立する。
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4月
2010

『ディアドクター』では、“医者”の定義は、医師免許でも診療技術の有無でもなかった

投稿日:2010.04.03 09:59 | カテゴリー:映画・TVドラマ評
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3割の患者が医者に嘘をついたことがある」という調査結果を数日前に発表しましたが…この映画は、「登場人物みんなで嘘をついていた」というスゴイ脚本でした。

ディア・ドクター [DVD]

書いたのは、監督も兼任した西川美和さん。2009年の日本アカデミー賞脚本賞作品です。主人公の無免許医師を、笑福亭鶴瓶さんが好演。そして余貴美子さんや八千草薫さんといった人間味系の役者さん達と一緒に、「無医村の辛い現実」を描きながら、「理想の医師って結局何だっけ?」という問いかけをします。

秀逸だったのは、取り調べをしていた刑事が、呆れて語るセリフ。「(村人達がニセ医者に騙されたけしからん事件だと思って調べていたら)なんだ、お前らが、あいつを医者にしていたんじゃねえか。」というセリフです。“医者”の定義は、医師免許ではない、診療技術の有無でもない、患者とどう接するかだ、という結論。あるいは、“医者”は患者が作る、という結論。

そんなことを言い切ると医療者には怒られそうですが、言い切るのが映画の良いところですね。

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