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山内善行(やまうち・よしゆき)
株式会社QLife代表取締役
株式会社カレン顧問
1965年生まれ、東京大学工学部都市工学科卒。ボストンの都市計画・商業施設開発コンサル会社を経て、1994年に株式会社カレンを設立、代表取締役に就任。2006年にカレン会長に就任、株式会社QLifeを設立する。
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12月
2009

『ここまで来ている 医療の現場最前線』ニューズウィーク日本版ペーパーバックス

投稿日:2009.12.24 13:09 | カテゴリー:医療問題, 書籍・マンガ評
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クリスマスイブの今日24日、やっと米国の医療保険制度改革法案が上院で可決されます。オバマ大統領が最重要課題に掲げている改革です。

ニューズウィーク日本版ペーパーバックス ここまで来ている医療の現場最前線

例えばテキサス州では、4人に3人しか医療保険に入っていないそうです(04年時点)。メキシコとの国境近くの地域になると、もっと未加入割合が増えるとのこと。低所得者層が増えるためです。

では病気や怪我をした時、人々はどうしてんのか?

国境を越えてメキシコの病院に行くのです。ちょっとした歯の治療や薬の購入時にも、わざわざ国外に出るのです。安いからです。米国にも社会的弱者用の公的医療保険(メディケア)がありますが、カバーされる費用対象はごく限られています。

メキシコから見ると、これはビジネスの話になります。越境受診の需要をにらんで、メキシコ最大の病院チェーンが、患者に占める外国人比率を5%から20%に増やす計画を持っており、また米国の病院チェーンも、相次いでメキシコ内に拠点をふやしているそうです。

・・・なんていう驚くべき話が、この本にはたくさん載っています。最近2年間に『ニューズウィーク日本版』に掲載された記事を、再編集して作られたもの。

私も「医療ツーリズム」は、QLife創業前に調べました、その時には「米国人がインドで臓器移植を受けたら、費用は3分の1」といった先進医療分野の話ばかりが目についていました。「スマートコンシュマー」たるアメリカ人の面目躍如だなあ、と思っていましたが…実際には、もっと社会の根底で一般化のうねりがあるのかもしれません、メキシコやカナダとの隣接州では。

こういうテーマ性ある取材力は、雑誌という媒体の真骨頂ですね。

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