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山内善行(やまうち・よしゆき)
株式会社QLife代表取締役
株式会社カレン顧問
1965年生まれ、東京大学工学部都市工学科卒。ボストンの都市計画・商業施設開発コンサル会社を経て、1994年に株式会社カレンを設立、代表取締役に就任。2006年にカレン会長に就任、株式会社QLifeを設立する。
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03
6月
2010

なぜ、医療情報ってこんなに人気がないのだろう?

投稿日:2010.06.03 20:46 | カテゴリー:医療問題
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患者視点での医療情報データベース構築を進める集まりに参加させていただいた。

がん患者の生の声映像、闘病記の編纂、膨大な患者の悩みアンケート回収データ等、そこにいた方々の取り組みは、一部の人の間では有名だ。でも改めてプレゼンをして下さった各主宰者からは「こんな良い情報を作っているのに、なぜもっと多くの人に広がらないんだ!気付いてくれないんだ!」というストレスを強く感じた。

個人研究者がそういうことを言うケースは珍しくない。でも、そこに参加していた人達は、本業でそれなりのポジションを持っていて、能力もネットワークもある方々。それなのに伝達・伝導不全が起きているのは、直観的に何か変だぞ、と思った。

医療は、政治・選挙テーマ、映画・テレビドラマのテーマとしては定番の地位を築いている。断片的ならマスコミのトップニュースにもなる。それなのに、編纂情報化しても全く人気は上がらない。個人的には出来栄えも素晴らしいと思うコンテンツもあるし、制作者からは並はずれたエネルギーを受け取ることができるのに。。。

きっと、「医療/患者情報=品質が良くても人気が出ないもの」なのだ。

そんなことを言うと身も蓋もないが、やはり「病気=嫌なもの、は見たくない」という心理ベースがあるからだろう。QLifeも、医療分野では最大規模のアクセスを集めていると威張っていても、数字ではわずか230万ユニークユーザ。ITとかエンタメといった他分野のトップサイトと比較するとすごく見劣りがする。

はたしてこれは、乗り越えられない壁なのか?

99.9%の人は、医療のお世話になる。ということは、医療情報を誰しもいつかは知りたくなるはず。時として命にかかわるヒントになるので、有用度だってピカいちだ。潜在ニーズは絶対に大きい。

壁を乗り越える糸口はある。旧来の医療情報発信者は、「情報を与える、与えない」「教わりにおいで」発想になりがちだった。ところが僕ら新参者は違う。「情報を受け取ってもらいやすく」「情報を活用してもらいやすく」する工夫に慣れている。そんな目から見ると、世の中の医療情報の改善余地はまだまだ大きい、と感じる。やるぞー!

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