イギリスの国営医療サービス(NHS)のサイトは、想像をはるかに超えていた

医療2010.02.18
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昨日紹介した本を読んで、イギリスの国営医療サービス=NHS(National Health Service)のサイトにアクセスしてみたら、もう、驚いたのなんの。

トップページの特集が、バレンタイン・デーにちなみ(その日は2月14日でした)、「ロマンスは健康に良い。ヒント満載のセックス・ガイドをご活用ください。」だったのです。

日本でいえば「国民健康保険のホームページ」の、一番大きい写真がコレですよ、信じられますか?そして、肝心のセックス・ガイドの具体的内容を読むと・・・「新しい試みもどうですか?」と、大人のおもちゃ使用など、10のヒントをお奨めしていました。
 

でも、驚くのはまだ早いのです。

●「病気の大人を看護している子供」に対する支援コンテンツ(公的支援の求め方や、学校での過ごし方アドバイスなど、少しでも負担軽減してあげようという素晴らしい充実内容)

●ゲイやレズビアン向けのコーナー(内容はどうしてもセックス関連が多い)や、性同一性障害の人向けのコーナーも充実。

●テーマ別のブログ集ページや、フォーラムのページもたくさん。さらには、Twitter、YouTube、Facebookなどを当たり前のようにフル活用。

●分かりやすく説明するため動画を多用。しかも秀逸クオリティ。全部で521本。毎週1本以上のペースでアップしている模様。

●全国の医療機関検索コーナーは、「領域別の治療成績(注:病院でなく診療所ですよ!)」「患者満足度調査の結果」「医師は勿論、看護師や事務方に至るまで本名明記(全項目を埋めている医院は少ないですが)」「医師からのアピール(すごく詳しい)」などを公開し、さらには、「患者口コミ(良い点と悪い点が併記)」を公募&公開。

繰り返しますが、上記はすべて、日本でいえば「国民健康保険のホームページ」に載っているコンテンツです。久々に、ウェブサイトを見て開いた口がふさがりませんでした。

ちなみに自らの情報公開も徹底し、サイトのアクセス解析も詳しく開示しています。それによると1月の利用者数は6,626,353人。イギリスの人口は日本の約半分なので、日本でもきちんとした医療ポータルサイトを作れば月間13百万人が利用する計算になります=今のQLife利用者の8倍です。まだまだQLifeサイトは努力不足であり、同時に、まだまだ伸びる余地が大きいとも言えます!