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山内善行(やまうち・よしゆき)
株式会社QLife代表取締役
株式会社カレン顧問
1965年生まれ、東京大学工学部都市工学科卒。ボストンの都市計画・商業施設開発コンサル会社を経て、1994年に株式会社カレンを設立、代表取締役に就任。2006年にカレン会長に就任、株式会社QLifeを設立する。
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もはや教科書に「竪穴式」「高床式」という文字が載っていない理由

投稿日:2011.05.05 20:43 | カテゴリー:人生の学び
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出鼻を打ち砕かれました。静岡駅で乗ったタクシーの運転手に、「登呂遺跡に行くお客さんを乗せたのは、何年ぶりかなあー。」と、言われたのです。

「え、そんなにマイナー、か?」

せっかく、古代に興味を持った次男を、「おとーさんの故郷が誇る、一番ゆーめいな遺跡に連れていってやろう」と、鼻息荒く連れ出したのに。これがGW唯一の外出プランだったのに。

要は、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)にザ・弥生時代のお株を取られた後は、急速に、地元の人しか訪れない所になってしまったようなのです。ナンバーワンでないと(ナンバーツーでは)知名度は地に墜ちる、のです。

ところが、「今は昔」の驚きは、これだけではありませんでした。

遺跡のなかにある看板や説明書きを見ると、すべて「高床倉庫」「竪穴住居」と表記されているのです。「高床式」「竪穴式」とは、どこにも書いていない!聞けば、今の子供の教科書では、「式」は一切入らないらしい。

なんで「式」が無くなったのか?
昔の小学校じゃ逆に「式」を抜かしたら怒られたはず・・・ひょっとして・・・俺もそうだったんじゃないか・・・うん・・・「式」抜かして「x」をもらったことがあったような気がしてきたぞ・・・いや、絶対あったに違いない・・・くそっ・・・あの1点を返せ!

そんな気持ちになったので、「ちょっとすみません、どうして、高床式とは言わなくなったのですか?」と案内嬢に尋ねてみました。そしたら、「待っててください!いま学芸員に聞いて来ます!」と駆け出して行きました。そんなに慌てなくても。(きっと、被害妄想が私の顔に現れていたのでしょう)

待つこと1分、彼女が持ち帰って来てくれた回答は、「“式”という字にあんまり意味がなかったので省略しただけだそうです・・・」「え?それだけ。」「は・・い・・・」

何とも申し訳なさそう。まるで私がイジメているような気分になったので、これはいけない、と思い、「なるほど!スッキリしましたあ。」「意味ない字は、無くす方が良いですよね♪どうも有難う!」と明るくお礼を言って、その場を去りました。

あなたは、きっと吉野ヶ里遺跡の案内嬢より、親切だよ!

それにしても、郷里はしばらく帰っていないとガラリ変わるものです。

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